母と

私は実の親をヒメ、親父、義理の親をママ、パパ、と呼んでいる。
今回はヒメのお話。

先日、ワクチン2回接種が終わって、別宅の手入れに中央区まで出てきていたヒメが、
「遊びに来るって言っていたけど、いつ来るの」
と電話をよこした。
私の予定が詰まっていて出かけるのが厳しかったので、ちょっと電話につきあったのだけど、なんか体調悪くしている様子。
やらなくていいことを、やらなくちゃ!とはりきる人だから、たぶんはりきりすぎて熱中症気味なんだな。
別宅は居間に冷房がなく、寝室のみ。寝室で休んでいたら?と言ったら「テレビがないから」と答えた。
テレビっ子め!
ヒメ宅のテレビは地上波のみ、別宅は衛星放送が入るから、見たいのは分かるんだけど、ヒメ宅にも衛星放送を導入しろ、別宅居間にもエアコンを導入しろ、と言ってもなかなか聞かない。
「たまにしか行かないから」というヒメ。お金の使い所が、どこかおかしく感じる娘ぱせり。

けっきょく居間にエアコン、衛星放送導入のウチにヒメを回収して、数日間の同居。
そこから弥彦のヒメ宅送迎する。

老後の心配をするのはいいとして、しすぎる傾向があるのは、同年代の友人しかいないせいだろうか?
ヒメは親父と別れ、自身の家族(親兄弟)の介護を終わらせて、独り身の独居。
お金がないが口癖だけど、身ひとつで家を出たにもかかわらず、家族の遺産相続で、とりあえず働かなくても生活できる。
ヒメと会うたびに、家の始末とか、倒れたあとの介護の話とか、孤独死の始末とか、にしかならないが、毎回同じ話を聞かされて、毎回同じ助言をするのは飽きるね。
「年寄は忘れるから」と言うけど、きっとヒメ自身は助言をもらおうとも、助言を覚えておこうとも思っていないのだ。だからといって、返事をしなければ無視をすることになってしまう。
独り言のようなつぶやきにも、どう答えていいのかわからない。いや、答えは求めていないのか。

基本的にヒメの性格か、あと鬱的思考?
親兄弟、自身の息子を立て続けに亡くしてから、不調続きだ。

そんななか、もうひとりの息子に「面倒見てほしいなら、俺のところに来い」と言われたのも、たぶんショックだったのだろう。ヒメは弥彦好きだから、そこから居場所を変えられないのだ。見放された感あるんだろうな。
「あいつもいろいろ大変だから、新潟帰れないのもしかたない」
と言うが、あきらかに言葉と気持ちが反対なのだよ。
「分かるよ」「大丈夫」と言いながら本当の本当は寂しい。

いままで一緒に住もうとか、近くに住もうとか誘ってきたけど、「いま」決断できない人だった。
「そのうちに」とか言われても、そのうちじゃあ私の状態も変わるから、誘えなくなるよ、とも言ってある。
それが響いているかは分からない。

母にとって娘は1人だけど、私にとって、面倒みる親は4人いるんだっていうこと、知っているかな?

子供が親を見る世代だったヒメは、家族2人分の生活の介助をすべてやってきた。
でもね、私はそれ、できないよ。
買い物介助、食事の介助、もしかしたらトイレの介助まで、弥彦に通ってできるかと言えば無理だよ。
できないことはやれないし、やるために助けを求めるよ。
それが寂しいと言われても、無理なんだよ。

ヒメと買い物して買ったゴーヤー、ヒメと作った梅のジャム。
ヒメと会うたびに、私の気持ちがさがる。
母とうまく付き合う方法を知りたい。家族はダメ、なのか?

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