小規模多機能自治

旧ブログのカテゴリ「まちづくり」を読み返すと、意外と勉強になってびっくり。われながらすごいな。講演会がいつ以来か調べてみました。
2014年5月、川北秀人さんの講演会を聞いて以来の2回目です。
NPOとか、新潟県のどこぞの行政と、川北さんが一緒になにかやっているらしくて、頻繁に新潟に来ているなあとは思っていたのですけども、興味ある感じの内容だったので参加してきました。ただ、対象が、
自治会・コミュニティ協議会・まちづくり協議会等の役員・構成員の方
行政のコミュニティ・地域福祉担当部署の方
地域づくりに取り組んでいるNPO等の方
地域づくりの支援をしているNPO等の方
だったので、興味はあるけどもどこにも属していない自分が、ちょっと場違いな感じがして、自分の環境に内容変換する作業が加わって、頭がパンパンになりました。
しかし、いい!とっても勉強になる!というか、もっともっと行政職員に参加して欲しい!!

小規模多機能自治の進化編、地域経営を始める・進める・育てるのアクションを、前もっての質問に答え、アクションを説明し、事例を説明する。
行政職員は繰り返しを美としてきた。3年の計画も、3年終わればまたはじめからのやり直しで、そんなことでは後継者も育たないし、住民には飽きられるし、いいことなんてない。
なんのための国勢調査か、その数字を利用するだけでも、危機を裏付ける資料は作れるし、資料を持って未来を想像させ、危機感を持ってもらい、問題に対応するよう動いてもらう。
みんなが自分のことに思えるのなら、そうなりたくはないと、動かざるを得なくなる。

10年間で要介護度3以上の人が1000人増えた場合
1人1日1万円かかるとして365日で365万円、とある市の負担が12.5%で41万円。
市が負担する額がいまより4.1億増えることになったら、その財源は?
行政職員の人件費を減らすか、インフラの整備にかける分を減らすか、増税するか、移住者を増やして税収を増やすか。でも健康年齢をあげたら、少しはいいのでは?
要介護度3以上は後期高齢者の人口比で11.5%が全国平均だから、この市の場合、平均13.5%を健康増進とかに力を入れて、11.5%までさげる努力をする。
人数にして1000人増やさなければ、4.1億かかることはないわけですよ。

こういうことが、提示できる職員がいるのか、自分事にできる住民がいるのか、ま~私も含めて危機感はないよね。どこか遠い国のことのようで、それでいて近い将来の話なんですけどね。

たまに、こういう講習受けて奮い立つけども、でもそれを自分のやれることに置き換えるって難しいです。私は行政職員ではないし、仕事もしていないし、0から作るのは難しい。だから起業ゼミとか受けているわけですよ。

なにかやりたい、でも自分がやれることはなにかな。自分が地域循環に関われる、双方に利があること。ないとは言えない、あることを知っているから。さて、どう動く?

あ!そうそう、この講習会、長野市からも参加者がいました。
「たぶん私、会ったことがあるんですよ」って言ったけど先方は覚えていないみたい。たしか都会から、親の家に週末通ってきていた方で、その集落をどうにかしたいって言っていた方じゃなかったかなあ。CREEKSかまんまるか、なにかの講演会ワークショップで一緒だったか・・・そのとき私着物だったかも。着物じゃないと思いだしてもらえないなあ。苦笑。