辻村深月シアターと成井豊

数年前、大好きだった演劇集団キャラメルボックスが活動を休止した。

キャラメルボックスと出会ったのは1992年、読んでいたマンガの中で存在を知る。
中学生の頃から野田秀樹の夢の遊眠社を知っていたので、小劇団のくくりとして鴻上尚史の第三舞台と成井豊のキャラメルは当時演劇好きの中では有名だったな。そのあと高泉淳子の遊◎機械全自動シアターとかを知る演劇好きぱせり。
キャラメルの生舞台を観たのはりゅーとぴあこけら落とし公演で、1998年開館当時りゅーとぴあの裏の方で活動していたので記者会見に参加したり、演劇パルでプロデューサーにお会いしたり、接点が多いと好き率は上がっていく。
東京在住時はホーム劇場の池袋サンシャイン劇場へも行ったし。

だけどもプロデューサーの破産宣告で活動を休止した。

そして再開。

待ちに待った再開後の、成井豊演出、キャラメルボックス役者出演!そして新潟公演!となれば行くの一択!
それも1日に昼夜と2本立て公演となりゃ、両方行くでしょ。貢ぐでしょ。
むりやりだんなも連れて行く。笑

そして再会。

すみません、原作は読んだことはないのですが、コバルト文庫や児童文学を愛してやまなかった私には、いまはこういう作家さんもいるのねと新たな発見でした。原作はどちらも辻村深月。
どうやら私と同時期にキャラメルボックスファンだったらしく、成井豊の手での舞台化を切望していたとか、なんなら物語も成井豊過去作品に影響されているとか。ふむふむ。

【かがみの孤城】

学校に行けなくなった中学生の安西こころが主人公。とある異空間の孤城に招待され、集まった中学生7人は、願いが一つだけ叶う部屋の鍵を探せと、おおかみ様を名乗るものに言われる。9時から17時まで、自室の鏡を通って訪れることができる孤城、期限は3月30日まで。選ばれた7人の共通点とは?鍵は見つけられるのか?

おもしろかった。終盤畳み掛けるような展開と、人間関係の伏線回収。嬉野くんがかわいかったな。
成井豊演出健在、オープニングのダンスとか安定で懐かしすぎた。

終演後、入口付近で成井さんがお礼をしている姿が印象的だった。
りゅーとぴあにでは、裏の方で活動していたせいもあり、当時からの知人もちらほらいる。事務員さんや演劇パルの方にも声をかけたり楽しかったな。お客さんの中で知り合いがいなかったのは残念。

昼公演が14時に終わり、夜の開場まで2時間半・・・。一度家に戻ってもすぐ出てくることになるだろうから、会館のまわりでだらだらと過ごす。この日6/4は新潟駅の高架化工事の最終日で、新潟駅は電気系統切り替えのため、友人から「越後線は電気式気動車GV-E400系が往復運行しているよ」という、ちょっと鉄分濃いめの情報を得て、会館の屋上から撮影のだんな。
そんなこんなで2本目開場時間。

【ぼくのメジャースプーン】

主人公ぼくの声には、相手をしばりつける力がある。そんな能力に目覚めたぼくは、学校で起きたうさぎ惨殺事件から心を閉ざした幼なじみのために、犯人に復讐を考える。声を使って犯人を反省させるにはどうしたらいいのか。そんなときに出会う同じ能力を持った親戚のおじさん秋山先生。ぼくと秋山先生の会話劇。

人が見たら「罪」だと思うことを、本人が「罪」だと思っていない場合、むしろそれを楽しんでいる場合に、どうしたら反省させることができるのか。物事に対しての考え方は1つではないことをうまく表現している。
ラストがあっという間に展開して、ぼくがなぜあの言葉を言ったのか、秋山先生はどう回収したのか、気になるところ。原作もそんな感じなのか読んでみたい。

キャラメルボックスの中でも好きな役者さんはいて、岡田達也さんしゃべりっぱなしの2時間、浮かれてました。役者岡田さんが観られたので、帰って録画した「ミス・ダンデライオン」を観よう。
大千秋楽だったので三三七拍子もあったし、キャラメル配布はなかったけど楽しかった。上川隆也さんや近江谷太朗さんが居た頃の「バラシがあるんだ、早く帰れ!」を思い出す。笑

観劇のあとの夕食はファミレスくらいしか深夜営業していなくて、ロイホが多かったな。と、ロイホに入ってみたらメニューの価格帯が上がっててびっくりした。こんなだったっけ?1000円以下メニューは5品をきってたな・・・。

成井豊満喫の、キャラメルボックス色満載の1日でした。

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