小須戸縞

その地域で織られた木綿の生地に、縞と名付けている織物がある。
先日、亀田縞の取材に行ったが、プラス小須戸縞の取材に行ってきた。
会津の木綿を着て。

もう生産しなくなってしまった加茂縞というのもあるのだが、小須戸縞も絶滅危惧種なのだ。小須戸縞の最後の職人さんが、もう工場コウバを閉じてしまうというのだ。工場に豊田織機があるうちに、北向きの天窓から明かりさす工場を見学しておきたかった。その生地が現存するうちに着物に仕立てておきたかった。

かろうじて機械ではなく手織りで受け継がれた小須戸縞は、1週間に1時間、30センチだけ織り上がる。

受け継いでいきたい。できる限り。

小須戸縞を受け継いだ施設で作っている、さおり織り。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメントする

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)