こもりびと

「一億円のさよなら」「天使にリクエストを」「こもりびと」NHKのドラマを観るのがほとんどの私は、民放ドラマノーチェック。

だんなが「こもりびと」の本放送観てよかったと言っていたので、その後の反響もいいらしいので、再放送は終わったけどNHKプラスで観た。
なんとなく実家を思い出すので、ぱっと流れる画面を観て、本放送を観なかったけど、ひとりの時間に、ひとりで観て、泣きすぎて息ができなくなった。

そこからなんとなく、家族を思い出す。今日は実家を思い出す日。

私には15離れた弟がいた。

弟が学校に行かなくなったのは、母が整形で入院した頃。
父は言葉で暴力を、それでも義理堅い母が我慢していたけど、
そんな家庭が嫌で、束の間の休息の入院だったのかもしれない。
暴力だと定義づけるのは本人の問題、母は父を嫌がっていた。
母は結婚のときから、強引な父を嫌がっていた。
そんな始まりの夫婦、時代である。

弟は家族が離れるのが嫌だと無意識に思ったのか、
学校に行かず家に居た。
何日も家に帰らない女子を泊めていたりした。
高校は卒業間近で、留年より退学を選んだ。
県外の友人宅に転がりこんだが、なんかうまく行かずに戻ってきた。
それからずっと家に居た。

父が胃がんになったときも、
父が仕事が見つからず苦労していたときも、
父が友人に仕事を紹介してもらったときも、
父がその友人に、騙され続けて金をむしり取られてたときも、
父が実印と免許証コピーを渡せと母を追いかけていたときも、
父がしぶしぶ離婚届に判を押したときも、家に居た。
母がいなくなった家に居て、父をみていた。

姉は嫁に行き、兄は県外で家庭を作り、
オレしかいないから、と。

火事になったあの日も家に居た。
ひとりだけ家に居て、ひとりいなくなった。

そんな弟の考えとかは、私には分からなかった。
ただ分からないけど、一緒の時間を過ごすときもあった。

いまは、
いまはきっと、私のすぐそばに居る。
家族のそばにも、きっと居る。

弟と一緒に居たように、
人に寄り添って、人を想って、時間を過ごしたいなあ。

とくに親父。苦笑

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