男はつらいよ
初めて映画館で映画を観たのは角川の「里見八犬伝」、ドラマ柳生十兵衛あばれ旅が好きだったので真田広之を観に、小学生の私のリクエストでした。渋い。クリムト好きになったのもこの映画からです。この頃のJAC(ジャパンアクションクラブ)の私への影響は強くて、体操少年団に入ったんでした。もちろん戦隊モノも好きでしたよ。でも運動センスないので体操では、倒立も自立できず倒れていたし、転回もできなかったどんくささ。そういえば、体操少年団の稽古場は高校の体育館で、高校の体操部の先生に教わり、この高校に進学して先生に再会したんでした。でも、高校で入った部活は演劇部だった。
話がそれた。
家族揃って映画館で映画観るのが続いたとき、いつも男はつらいよ、寅さんでした。一緒に観ていた弟なんていつも台本買って、レコードが好きで、いまは照明屋社長やってます。あの頃どの話を観たかどんな話だったか、正直言ってあんまり覚えてないんだけど、ちょうど満男の初恋をリアタイで観ていた気がします。今日の映画は良かった。良かったよ。
寅さんのことを思い出しながらの満男が主人公で、初恋の泉ちゃん、後藤久美子と再会するお話。娘のゆりちゃんがいいね。おいちゃんおばちゃんはいないけど、ひろしとさくらがいい感じに年取った。あと編集者役、池脇千鶴がいい。寅さんの言葉がさ、寅さん節がいい。
満 男「人間は何のために生きてるのかな」
寅次郎「何て言うかな、ほら、
あ-生まれて来てよかったなって思うことが何べんかあるだろう、
そのために人間生きてんじゃねえのか」
いいよーよかったよー!と、大きい声で言っても、館内は年齢層高くてね。
いいよ寅さん、観て。
ちょうどお昼にかかる上映で、上映前、売店のパン食べたけど、ロビー飲食は10%って買いてあった!中で食べないとダメなのね。終わってから足らずにまたパン。
隣のお姉さんたちの話に聞き耳。子供の結婚話が、自分たちのときとは違うからどこに聞いたらいいか分からなくて、なんて話をしていた。結納品なし仲人なし、もしかしたら式もしないかも?なんて、子供の言うがままにしたらいいんじゃないかな~。