リバースモーゲージ
区役所の保護課から電話がありました。
「生活保護を受給している方で不動産がある場合、リバースモーゲージを利用できる場合はそちらに移行します」と、以前言われていたのですが、対象になるということで連絡が来ました。
そもそも生活保護を考える前に、リバースモーゲージとリースバックについては検討していて、利用しない方向で決めていたんです。その理由が何だったか、再確認しました。
社会福祉協議会が実施主体。自宅を担保にした融資制度の一種。自宅を所有しているが現金収入が少ないという高齢者世帯が、住居を手放すことなく収入を確保するための手段。
(wikipediaより)
リースバックとは
所有している不動産(家、ご自宅など)を投資家などの第三者に購入してもらい、もとの所有者がそのままその不動産を使用し続ける、という不動産取引。
(全任協HPより)
ぱせり実家は知っている人もいるかと思いますが、火事で家族が亡くなっている事故物件で、更地にしても売れなかったから、大工の親父が、火災保険金で家を建てたという経緯があります。(その後、住宅の完成検査直前に脳梗塞右麻痺)
そんな条件で、新潟市でリースバックを扱う不動産屋さんに査定していただきましたら、金額がつかないという結果が出ました。そこで買ってもらえなければリースバックは不可能ですよね。ってことで、リースバックの可能性はなし。
リバースモーゲージでは評価額が出て、7割ほどの貸付で本人がその家に住み続け、亡くなった後はその借金を法定相続人が返す手続きをします。家族が返せる前提の上に借金をするんです。(ちなみに一般的貸付と要保護世帯用貸付では評価額基準が違います)
ちょっと待て。
ぱせり実家は売れない可能性があるんですよ。売れない場合は、私ら子供が返さなくてはいけないんですよ。それは無理、できない!!
本人のもつ現金もないし、生命保険もない。借金だけを残して亡くなる親、この場合、相続放棄はできるのでしょうか?そもそも踏み倒す前提で借りれるんでしょうか?
だからリバースモーゲージも選択しないことにしたんでした。思い出した思い出した。
金融機関から不動産担保にお金を借りて、返せなかったら金融機関が不動産を取り上げて売るなりする。リバースモーゲージがそんなシステムなら、考えるんですけどね。
保護課の方に「売れない可能性がある」ことを相談しましたら、課内で協議することになったようです。さて、どうなることやら。