福田村事件

映画を観てきました「福田村事件」
NHKで紹介されていたのを見て、だんなと見に行くかと話していた作品です。
2週間のみの上映、1週目は1日2回、2週目は1日1回、これは予約しないとダメなやつだなとオンライン予約。シネ・ウインドも座席指定オンライン予約ができるようになっていたんですね。
もしかしたらクラウドファンディング後、はじめて行ったかもしれません。
座席が変わっていてびっくり。

私達は予約してましたが、ふらっとやってくる年配のお客さんの多いこと!席は満席で、補助席も出していたけどそれも満席で、急遽追加公演が決まったとアナウンスしていました。人気!

自分と役を重ねてしまうと非常につらいですが、重なるなあと感じたのも事実。
大正時代のモダンな衣装、戦地に行った兵士の嫁、差別、女の寂しさ、命の重さ、情報とは、とか、襲撃シーンが痛々しくて注意注意です。

「朝鮮人なら殺していいのか!」というセリフが一番印象的でした。

ライターをやっているので、新聞記者の「本当のことを私が書かないで誰が書くんですか!」という訴えも響きました。どこまで本当を書くのか、どう書くのか、なかなか難しいです。

自分と相手との違いを見て優劣をつける。比較する。差別する。
どちらが上とか下とか、そんなものは本当はないんだけど、心の何処かで少し気になっている。
行き過ぎる行為があったとして、本人にとってはそれが正義だということもある。
ひとりひとりの正義は、比較しようにもできず、またどれが正しいということもなく曖昧。

こういう作品って映画館で観る以外、見る機会が少なそうなので、ぜひ興味があれば観てほしい!
休館日お休みをやめての追加上映です。3回上映あります。