不動産売却

両親が離婚したのはいつだったか。

詐欺事件があってどうにもこうにも一緒にいられなくなった親を、子どもたちの説得で離婚させた。
その前から親父の態度で悶々としていたヒメにカウンセリングと離婚を勧めていたが、煮え切らないヒメの前にタイミングが来て離婚することになった。2012年だった。

ヒメが転がり込んだのは、ヒメの実家。

ヒメは着るものも金も持たずに飛び込んで、認知症の祖母とアルコール中毒の兄を介護した。
そんな家族が2014年に亡くなって、ふたつの不動産を貯金を相続し、その後2015年に息子も亡くして、以来自分の生き方を悩み続けている。

不動産は始末して生活費に当てようとしていたら、2021年突発性難聴になり二拠点での生活。
耳の症状も落ち着いて、今度こそ不動産の始末を始めようという気になったらしい。

ただ、難聴の耳を残して身体障害者手帳を持つことになった彼女は、田舎の一人暮らしにも悩んでいる。2023年現在72歳。

「幸せになるなら今すぐがいい。今が一番若いときだから。幸せな時間が多い方がいい」

娘ぱせりはいろいろ助言をしてきたが、彼女の中で決まらないと彼女は動かず、そして考えると頭が真っ白になるという老化現象的なぼやきを聞きつつ、やきもきし続けている。

そうだ、放っておくのではなかったのか。頼まれたら対応するのではなかったか。

悩んでいる時間が長すぎて、人生楽しむより悩む時間が多いヒメに呆れている。
しかし問うとそれでも「楽しい」と言うのだ。
そんな生き方が彼女の選んだ道なのだ。
娘が言うことなんて混乱にしかならないのだ。

私の言動が早くてついていけないらしい。

友人にも言われるけど、人一倍ゆっくりなヒメには、私は人一倍早すぎる存在なのだな。

ヒメの体感であれば、彼女にとっての残りの人生もきっと長いに違いない。
その長い時間を悩み事だけで過ごさないことを祈る。

丸亀製麺の鴨はただの鶏肉・・・。柳麵 竜胆の醤油ラーメンにチャーシュートッピング。麺続き。

ぱせりの職場の不動産部にヒメの別荘の査定してもらう。
売り主が決める売値は、相場を参考に売却予定。

まずはヒメ実家の粗大ごみを始末し、別荘の荷物を引越し、別荘の後始末をし、売却依頼をする。

ヒメはセカンドオピニオンで弟の家に行くので、帰ってきてから作業始め、今年中にどうにかする予定。

ゆっくりヒメの72歳の大作業につきあうことになる。前途多難。