親父の退所

越冬のため3月末までの予定で冬季老健入所をしていた親父ですが、なぜか自分の中では2ヶ月で退所を決定していたご様子。
「いつ退院できるんだ?」と聞かれたので「帰りたいなら自分から訴えなさい」と言いましたら、「家族が伝えるものだろ!」って返ってきました。いやあ、在宅のほうが面倒なので、家族こそ言わないと思うぞぅ。そんなやり取りしたのは2月のはじめだったかしら。
親父は施設にきちんと伝えられたらしく(これはこれで「いつも人任せの親父」を、よくやれたと褒めてあげるトコロ)急に!退所の準備となりまして、下旬に打ち合わせ、3月上旬に退所が決定しました。すみませんわがまま親父で。

まあ、いままで決めていたしくみの中に帰ってくるだけなので、やり取りはけっこう簡単でした。糖尿病の数値が注意値なのでおやつを食べないこと、便秘に気をつけること。でも本人が気をつける所なので、周りがどうこうできない。ダメになったらダメで対応するしかないですねと、ケアマネージャーさんとは言い合っています。
周りをしっかり整備しておくのが私の仕事で、今までどおり直接的な関与はしません。

そういえば親父からなにも問われないので、なにも返さない娘ぱせり。親父が嫌いなので、やり取りは最小限に、が鉄則。
なぜか「じゃあだんなが帰ってくるから帰るね」の言葉に反応して「早いんだな」って言うから、「ああ、だんなは長野で1年間会社休んだの。いまはリハビリ中で短時間勤務なんだよ」と、今ごろ初めて伝えたらしい。
「なんで教えてくれないんだ?」って言うので、「娘婿の心配より、前も言ったけど旅先で重症膵炎で入院した息子を心配したら?」と答えたら、「あれは好きなことしてるからいいんだ」とか言う。とことん親父らしい・・・私も好きなことしているので、私のことを忘れてくださいね。

退所当日は、だんなにお休みお願いして一緒に、老健施設から自宅までの引越し。介護タクシー使えば、だんなに休んでもらわなくてもできるかな?でも一緒に動けるなら、一緒の方が心強いね。事前にしていた買い物と、生鮮食品の買い物をして整え、実家を後にしてきました。あとは、整えた中で好きに生活してくださいませ親父様。

ご褒美ランチは「田か乃」、実家行きつけの蕎麦屋です。蕎麦屋だけど蕎麦食べないぱせり。だんなとのデートによく寄ったのを思い出します、はい。