長野旅「柿本幸造展」

私にとっての画家柿本幸造はブタさん一家の物語。
「ままはもうおこっていない」「ままはいつでもいそがしい」
実家にあって火事で燃えてしまった本を再収集中に、展覧会が巡回していることを知り、長野なら隣!と出かけることにしました。
会期終了1週間前、ほどよく涼しくなるかと思いきや、新潟も長野も非常に暑い日で最高気温は34度超え、夕方でも30度だった日帰り旅行のレポートのはじまりはじまり。

向かったのは黒姫童話館。
9時過ぎに出発して、11時半には上越で昼ご飯。地域の郷土料理笹ずし食べました。
ちょうど12時ころ高速を降ります。
ナビではペンション村のくねくね道に招待され、この道であっているのか不安になりながら到着。
「モモ」の作者エンデとも縁があるので気になっていたのですよ。

館内にはミヒャエル・エンデと松谷みよ子と信州の昔話の紹介、いわさきちひろの山荘があります。
エンデの挿絵とかあるかなあと思っていたら人物紹介がメインだったのでちょっとがっかり。
松谷みよ子は、たしか中学生で応募した小川未明賞の審査員でした。自分の作品を褒めてくれて嬉しかった思い出があります。建築好きなのでちひろの山荘は、このくらいの家で充分かもという印象のミニマムな感じが最高でした。ちひろの山荘以外にも、このあたりは児童文学関係者の別荘がそろっていたみたいですよ。

そしてあちこちにカメ。そのへんはエンデの作品から。笑

で、メインの柿本幸造展へ。
乗り物の絵がすっごくよかった!「どんくまさん」シリーズと「どうぞのいす」の原画がほとんどで、展示も2フロアだけだったので少なめですが、原画を見ることができたのはよかったな。どんくまさんが海の中にもぐっている絵がきれい。ブタさん家族はいなかったけど、SLの絵とうさぎのお話が可愛かったので本を2冊買いました。

どうぞのいすに座ってみたり、しばらく景色を眺めたりして、なかなかいいところでしたよ。

暑かったけど。

黒姫童話館&童話の森ギャラリーhttps://douwakan.com/
柿本幸造展は9/23まで