月1回の訪問

親父のところには、なぜかゆうちょ銀行は引落としのできない分の支払いと、ケアプランのハンコ押しで月に1回通っている。それも親父の所に寄ってから支払いに行って、ちょっと買い物して戻って、すぐ帰る。親父のことが嫌いなので短時間である。今回は開口一番「(お前が来たから)雪が降るぞ」と言われた。そんな親なのだ。

ケアマネージャーからは、冬期は雪のために来訪も難しくなる可能性があるので、大事を取って老健へ施設入所の予定だと聞かされていた。何回も話が上がっていたので、ケアマネも老健も親父に話していると言っていたし、老健が親父から質問されたなんて聞いていたから、私からも念を押す意味で話す。すると「初めて聞いた」だの「分かんね」だのほざく。

認知症ではない、が、老人性の物忘れの感はある。毎日気分によって気持ちが、答えが変わってしまうのもしかたないことかもしれない。けれどいつも、私の言葉は親父に浸透することはない。親父はまずは己のことが第一なので、こうと決めたら、他人の意見なんて受け入れない。それは詐欺事件のときに、十分承知したはずなのだけど、なぜか期待してしまう。
「子供じゃないんだから」と、子供側の私は思うのだけど、子供化している親とつきあうのは難しい。いや、親父の場合、ずっと父親っぽいとは思えなかったのだけども。

意思疎通ができないのはヒメも同じ。
「人は思い通りには動かせない」と聞いたこともあるし、「自分だけの人生を歩んでいる」んだから他人の私がどうしようもできないことも分かっている。分かっているつもりで接して、分かりあえないことを体験して玉砕する。親父だからしかたない、ヒメだからしかたない、と感じることができるようになるのはいつのことか、なかなか難しい。他人だったらうまくつきあえるのだろうか、家族だから難しいのか。

自宅に帰ったら自分でやると言っていた親父だが、自分の家なのに「そこはヘルパーにまかせてるからいじらない」とかなんとか言って、押し入れも開かない。たぶんどこになにがあるかなんて分かってない。探す時間は山ほどあるのに、麻痺のせいにしてなにもしない。受け身な親父なのに、自己主張だけは強い。こんな患者、他人でも嫌かも。

私は郵便屋さんと結婚したから、結婚してずっと盆正月なんて実家に帰る習慣がなかった。なのに、新潟に居るからって、親父が実家に居るからって、なぜか正月に実家に帰ってくる娘を期待している親父の思うようには絶対動かない。

というか、自分が嫌な思いをするなら、会いに行かなければいい、会話しなければいいのだ。弟だってそう言っていたじゃないか。実際、弟も親父には会いに行かない。
いろいろ言い訳を並べて、嘘をついてでも行きたくないから、今度は親父のいない時間に行こうと思う。

それでも、親父の好きな焼き芋を用意していく自分が、・・・なんか悔しい。

いろいろあったから、現実を忘れようと、よくヒメと行った喫茶店に寄ったら定休日だった。ウチはエンゲル係数高いんだけど、ストレス発散がソトショクだからだろうな。美味しいものを待つ時間、食べる時間、過ごす時間が、日々のいろいろを忘れさせてくれる。それが幸せを感じることができる時間なのは、なかなか問題である。買い物依存症も、似たような感じで問題になるんだろうなあ。ちょっとキケンかも。

コメント

  1. オードリー より:

    うんうん。スゴく分かる。
    自分勝手で、自己中心的で、家族の話なんて聞かない。
    そのクセに他人には、とっても良い顔をする。親戚にもね。
    “親父を尊敬?”考えたことないし、たまに早くお迎えに来てくれたら…と思うこともある。
    それなのに親父好みの一品を準備する自分が許せなかったり…同じだよ(^^;)

    • ぱせり より:

      ■オードリーさんへ
      いやああ、まったく同じね。年代かな?
      私も何回もコロしてますわ〜あははは